SNSリスク啓発教材

SNSによる社会への発信を考えよう 

「SNSによる社会への発信を考えよう」という教材のタイトル画像。ネットのリスクから自分を守る方法を学ぶ教材であることを示している。
「SNSによる社会への発信を考えよう」教材の構成を紹介する画像で、授業用スライド、生徒用ワークシート、指導者向けガイドブックのサンプルが並べて示されている。

「自画撮り被害」などを想定したリスク予見教材

本教材「SNSによる社会への発信を考えよう」は、中高生を対象に、SNSでの情報発信に潜むリスクを理解し、犯罪被害や加害を防ぐ力を育てることを目的としています。 ネットやSNSの特性を踏まえ、発信時の注意点や、性的な写真の送受信に関わる法的リスクを学びます。

また、「自画撮り被害」などを想定し、写真を求められた際の断り方や、周囲へ相談する方法についても考えます。 ワークショップ形式で、生徒が自ら考え話し合いながら判断力を高められるほか、授業用スライドやワークシート、教員向け手引きも備え、学校現場ですぐに活用できます。

本教材のねらいとポイント

01

発信する際のリスクを学ぶ

SNSやネットの特性を理解し、情報発信のリスクを考えます。

02

犯罪のリスクを判断する

性的な写真の送受信が犯罪にあたる可能性を学びます。

03

写真を要求されたら?

写真を要求されたときの断り方や相談方法を身につけます。

教材開発の背景

スマートフォンやSNSの普及により、子どもたちにとって情報発信は身近な行為となっています。その一方で、だまされて自分の裸体を撮影・送信させられる「自画撮り被害」など、SNSを介した青少年の性被害が問題となっています。さらに、同級生に写真を要求するなど、加害者となるケースも見られ、被害・加害の両面からの対策が求められています。

こうした状況を受け、和歌山県警察では青少年向けのリスク啓発の必要性が検討され、情報モラル教育の知見を有するLINEみらい財団に協力を依頼しました。本教材は、和歌山県警察、和歌山県教育委員会、LINEみらい財団が連携し、専門家の助言を得ながら共同で開発されたものです。

教材概要

テーマ:
・SNSを通じて社会に情報を発信することの意味や影響を考える
・発信内容が社会や他者にどのように受け取られるかを多角的に捉える
・表現の自由と責任の関係について理解を深める
・自分の意見や考えを、よりよい形で社会に伝える姿勢を育成する

教材の対象年齢: 
・青少年向け教材:中学生~高校生

対応教科:
・特別活動(学級活動)を中心に、国語、社会、情報、総合的な学習(探究)の時間で活用可能

所要時間(想定):
・全1時間(50分)
 ※一部内容を省略することで短縮も可能 

教材パッケージ内容
・スライドデータ、ワークシート、指導者用ガイドブック 
 ※パソコン、プロジェクタ・スクリーンを使用
 ※ワークシートはまとめ有り/無しの2パターンを用意
 ※PDF形式のため、印刷またはタブレット端末で利用可能

教材開発協力

常葉大学教育学部 准教授 酒井 郷平(さかい きょうへい)
愛知教育大学・静岡大学共同大学院博士課程修了、博士(教育学)。東洋英和女学院大学助教、講師を経て、現職。専門は、教育工学、教育方法、情報教育。情報モラル教育を中心に、学校教育における「現代的な課題」に対する教材開発や調査研究について工学的に研究している。主な著書に、『行動改善を目指した情報モラル教育―ネット依存傾向の予防・改善―』(2018)などがある。