ネットトラブル回避教材

「楽しいコミュニケーション」を考えよう!
ネットトラブル回避編

「ももたろうのリスクを想像してみよう」と書かれた教材ページの一部で、ももたろうがSNSで鬼退治を告知した場合に、どんなトラブルが起こり得るかを子どもが考える導入場面を示している。
ももたろうが「鬼退治に一緒に行く人募集中」とSNSに投稿した場面を示す教材ページの一部で、その後どんな展開やリスクが起こり得るかを考えさせるための教材画像

ネットトラブルを「起こる前に回避する力」を育てる教材

本教材『「楽しいコミュニケーション」を考えよう!「ネットトラブル回避」編』は、子どもたちがネット上のリスクを想像し、トラブルを未然に防ぐ力を育てることを目的とした情報モラル教材です。

トラブルの背景にある「思い込み」を体験的に学ぶとともに、「リスクの見える化シート」や「リスクマップ」を活用し、リスクを具体的に想像するトレーニングを行います。ワークショップ形式で、自分たちの身近な場面に潜む危険を考え、行動の改善につなげる構成となっており、授業用スライドや指導者用ガイドも備え、学校現場ですぐに活用できます。

本教材のねらいとポイント

01

トラブルの背景にある「思い込み」を体験

「思い込み」を体験しながらトラブルに潜む「思い込み」を学びます。

02

「リスク見える化シート」でリスクを想像

トラブルの当事者と周辺の人たちの行動の重要性と改善策を学びます。

03

「クラスのリスクマップ」で自分たちのリスクの焦点化

特に気をつけるべきリスク場面を検討し、焦点化させます。

教材開発の背景

青少年のインターネット利用が広がる中、スマートフォンやSNSをきっかけとしたトラブルへの対応は、学校や家庭における重要な課題となっています。LINEでは2014年に、子どもたちに「当事者としての自覚」を促すことを目的とした情報モラル教材『「楽しいコミュニケーション」を考えよう!』を公開し、これまで基本編や写真編など多様な教材を展開してきました。

その中で、トラブルを「知る」だけでなく、「起こる前に回避する力」を育てる必要性が明らかになってきました。こうした課題を踏まえ、静岡大学教育学部 塩田真吾准教授と共同で、ネット上のリスクを具体的に想像し、行動につなげることを重視した本教材を新たに開発しました。

教材概要

テーマ:
・ネット上のコミュニケーションに起因するトラブルを題材に構成
・やりとりの中に潜むリスクに気づき、トラブルを回避する視点を身につける
・具体的な事例を通して、「どこに危険があるのか」「どう行動すればよいか」を考える
・クラスで共有しながら、より安全なコミュニケーションのあり方を学ぶ

教材の対象年齢:
・青少年向け教材:中学生~高校生

対応教科: 
・特別活動(学級活動)を中心に、道徳、国語、社会、技術・家庭、総合的な学習の時間で活用可能

所要時間(想定): 
・全1時間(50分)

教材パッケージ内容:
・スライドデータ、ワークシート、指導者用ガイドブック
 ※パソコン、プロジェクタ・スクリーンを使用
 ※ワークシートは印刷またはタブレット端末で利用可能
付録 
・全国のリスクマップ、リスクマップ作成シート
 ※クラス単位でリスクマップを作成する際に使用

教材開発協力

国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾(しおた しんご)

早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。静岡大学助教、講師を経て現職。専門は、教育工学、情報教育、授業デザイン。「社会とつながる授業」をテーマに、様々な企業と連携しな がら「授業デザイン」について工学的に研究している。主な著書に、 『行動改善を目指した情報モラル教育』(2018)などがある。